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ソフトシンセ対応ドラム音源使用レポート

KONTAKT & BATTERY とは?

Native Instruments社より販売されているソフトウェア・サンプラーです。

生ドラムはKONTAKT、エレクトロニックなドラムはBATTERY、という使い方が一般的です。

KONTAKTは付属のインストゥルメント・ライブラリに加えて、サードパーティ製のライブラリも多く発売、配布されています。また、自分でサンプル・プログラムを作成することも可能です。

※KONTAKT PLAYERではサードパーティ製の読み込み、サンプル・プログラムの作成は不可能。

エディットの自由度が高く、ループ、スライス、タイムストレッチ、ピッチ・シフトなどが可能です。加えて内蔵エフェクトやミキサーも。

BATTERYは付属のライブラリに加えて、あらゆるサンプルフォーマットの読み込みができます。

タグ、検索機能を使い、ドラッグで音色を割り当て、自分のライブラリを作ることができます。また、内部エフェクトやエンベロープ、ヒューマナイズ、ミキサーなどの機能も充実しています。

設定方法

マニュアル「 KONTAKT_BATTERY_対応音源_マニュアル」を見ながら音源を読み込んでいきたいと思います。

マニュアルと同じく「HHDKIT101(16bit44_1kHz)」のデータを例に、windowsで設定する場合のコツも書いていきますね。

KONTAKT編

ダウンロードしたzip ファイルを解凍してできたフォルダの「HHDKIT101_Full_set」を全部、他のKONTAKTライブラリが置いてある場所へ移動させます。

ファイルを移動

次に、先ほど移動した「HHDKIT101_Full_set」の「16bit44_1kHz」フォルダの中にある「HHDKIT101.nki」をデスクトップ、またはデスクトップにショートカットを置いたライブラリにコピー&ペーストします。.nkiのショートカットは読み込めないので注意しましょう。

ライブラリにコピー&ペースト

こうして.nkiがすぐアクセスできる場所にあると、次回からライブラリの読み込みが楽になります。

いよいよ読み込みです。マニュアルの2ページ目のように.nkiファイルをKONTAKTへドラック&ドロップします。

初回はSample Missingになりますので、Resolve ManuallyのBrowse for folderから、先ほど移動した先のフォルダ、ここでは「HHDKIT101 samples」を指定します。

移動した先のフォルダを指定

そしてKONTAKT上部にあるFiles→save as …でファイルを上書きして保存します。

ファイルを上書きして保存。

そうすると次回からSample Missingは出ません。また、書き出しの際はSave Mode をPatch onlyにします。

書き出しの際はSave Mode をPatch onlyにする

これでKONTAKTへの読み込みは完了です。

BATTERY編

同様にzip ファイルを解凍してできるフォルダの中身、例「HIPHOP_Drumkit」を、他のNIライブラリが置いてある場所へ移動させます。

他のNIライブラリが置いてある場所へ移動

マニュアルの3ページ目のようにドラック&ドロップで読み込ませた後、Sample Missingになりますので、Resolve ManuallyのBrowse for folderから「HHDKIT101 samples」を指定します。

Resolve ManuallyのBrowse for folderから「HHDKIT101 samples」を指定

File → Save Kit As…で同じ場所に保存(KONTAKT4の場合は拡張子が変わって「HHDKIT101.nbkt」)

Save Kit As…で同じ場所に保存

その後、File→Prefernces…→Library→USER→addでドラム音源が保存されているフォルダ、ここでは「BATTERY_USER」を指定すると、次の起動時から自動的にライブラリが読み込まれるようになります。

2 10 2 11

サンプリングレート、ビットについてですが、音色を多く使う場合は、24bit/96kHzのサンプルより、16bit44.1kHzのサンプルを使ったほうがPCの負担が少ないのでいいかなと思います。

また、ヒップホップの場合はサンプリングレートの低い方が音にガッツが出ていいという噂もあります。逆にゴージャス、リッチな雰囲気を狙うなら24bit/96kHzで打ち込んじゃいましょう。

実際に使用してみる

設定ができた所で、実際に打ち込んでいきます。読み込み後の扱いは他の音源と同じく、DAW上のピアノロールなどに音を並べていくだけです。

今回はBATTERYの方を使います。

オーディオストックで発売しているドラム音源はBATTERYを使って打ち込むのがおすすめです。読み込みも自動にできますし、音色ごとの加工も楽なので。

各パーツの配置も標準のGM規格になっているので、戸惑わずに音を鳴らせます。

KONTAKT版で制作する場合は、上部の「keyb」で音源を割り当ててある鍵盤を確認しながら打ち込むといいかな。

3 1

【作例+作例解説】

女性R&B向けドラムキット「RBF002」をメインに使い、「王道な歌モノR&Bのオケ」というイメージで曲を作ってみました。


サンプル曲「Sweetstock」
再生 停止 再生
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前半はドラムを主役にしてシンプルに、後半はドラム、ウワモノ両方を足して盛り上げています。懐かしい雰囲気もある、控えめなゴージャス感がポイントです。

今回のドラムはBATTERY 2台で打ち込んでます。音数は少ないので、はりきって24bit/96kHzのキットを使っちゃいました。

キック、スネアなど、各パーツごとにDAWのプラグインで加工したい場合は、KONTAKT、BATTERYをパーツ別に立ち上げましょう。

スネアはフィルターで上の周波数を少しだけカットして、柔らかい音にしました。リバーブも最初の設定から少し減らしてます。他のパーツもパンやボリュームを調節。

トランジェントやエフェクトが個別に設定出来るのでBATTERYは便利ですね。

3 battery

この「RBF002」は収録音源が10種と少なくて、最小限といった感じですね。例えばヒップホップの「HHDKIT101」は31種と、ほぼ3倍の収録音源になってます。

通常、こういったドラム音源の値段って統一されているイメージがあるんですけど、オーディオストックのドラムは収録音源の量で値段が違っているのが面白いです。パーツのバラ売りもしているからなんですね。

後半の打ち込みのピアノロールはこのようになってます。

3 track

R&Bらしさを出すため、ベロシティはほとんど一定です。音数も少なめ。

音量バランスはBATTERY内部のLevelで調節しました。

追加でBATTERYを立ち上げ、HIPHOP向け「HHDKIT108」を読み込ませて、タムを加えてみました。ピッチとパンをいじってます。加えて「RBF002」のものを同じタイミングで鳴らして独特な音にしてます。

3 tom

ざっくりとした打ち込みが終わった所で、パーツごとにトラックを分けて視覚的に把握しやすくしました。こうすると、この後展開を作っていく時にコピー&ペーストが楽なのです。

3 track 2

ミックスではドラム全体にテープシミュレーターを掛けて存在感を出してます。その他の加工はほとんどしていません。バランスはキックを大きくして洋楽のR&Bっぽくしています。

ドラム以外に入っている音は、シンセのベル、ストリングス、ベース、エレクトリック・ピアノ、パッド。

テンションの入ったコード進行、音色の使い方も全体的に王道です。調子にのってスクラッチも入れちゃってます。

今回はR&BキットということでR&Bを作りましましたが、他のジャンルでも活躍できそうです。

あとがき

今回HIPHOP、R&B系のキットを使わせていただいたんですが、スタンダードな音色がひと通り揃っている印象でした。

レベルやパン、エフェクトも設定済みなので、詳しくない方でもすぐそれなりの音が出せそう。

サンプリングレート、ビットも2種類あって親切です。特に24bit/96kHzのサンプルを取り扱ってる所ってほとんどないんじゃないでしょうか。やけに高いサンプリングレートでびっくりしました。ハイレゾ対応ってやつですね。

24bit/96kHzだと読み込みが重くなって使いづらいかな、と思ったんですが、サンプル自体が短いし、同時に鳴らす音も多くないので大丈夫っぽいですね。ドラムでよかった。

今気づいたんですが、多くのHIP-HOPプロデューサーに愛用された歴史的名機「AKAI S950」をサンプリングしているんですね!…説明くさくなってしまった。

せっかくなのでAKAI S950について少し解説しますね。

80年代に発売されたこのハードウェアサンプラーは、12bitのサンプリングレートと、アナログ回路を使用する事で、この機材だけにしか出せない独特のざらつきとローファイ感があり、HIP-HOPで多用されました。

このサンプラーからの音をさらにサンプリングする、って変な感じですが、ハイサンプルレート、ハイビットにする事で、出口のアナログ回路で付加される歪み成分などを取り込めるんですよね。

キットごとの音色は少ないので、音色を選ぶ時はBATTERYでキットを切り替えたり、別のサンプルを足したりすると制作が捗ります。

音色ごとの加工も簡単にできるので、やはりどう考えてもBATTERYで使うのがおすすめです。

あと、バージョン4になってから全く別物になったので、まだ3の人は4にしましょう。

クリエイター向けドラム音源シリーズ、EDMに使えるモダンな音とか生ドラムとか、Toy系とか、シネマティックもいいな…もっと種類が増えると嬉しいです。

「HHDKIT101_フルセット」は無料配布という事なので、まずはそれから使ってみるのはいかがでしょうか。

作例で使われているドラムキット

ライター紹介

こおろぎ
こおろぎ( @Kohrogi34 )
フリーの作・編曲家、ブロガー
1982年宮崎県生まれ。
自身の音楽活動での収益、稼ぎ方をブログで公開する等
これまでにない音楽活動で注目を浴びている。
ホームページ(ブログ)はこちら
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