絶望と不幸に蝕まれた鬱積を描く環境音楽

• No. 1092015
• 悲観性
• 4:53

• 音源種別 : BGM(インスト)
• チャンネル : ステレオ
• データ情報 ：
  • MP3（320kbps）
  • WAV（44.1kHz24bit）
  • INTEGRATED LOUDNESS (-14.8LUFS)
• 公開日時 : 2021/09/10

この曲名の読み方「ひかんしょう」は、「心配性」に基づいて命名しました。
悲哀とはどんな音なのか、今まで喫した自分の悲しい過去を参考にしながら考えた末にこの曲が出来ました。
　因みに、身近の知人にこの曲を試しに聴かせたところ、
「この曲は……『悲しい』というよりかは『怖い』調べだね」
という率直な感想を受けました。
それだけわっちの過去には悲哀が多いということです。
　以下は、この曲のライナーノーツです。

　成人した今も、何の希望も叶わない。
これまでにない絶望の深淵に突き落とされては、昼夜構わず部屋の窓掛を全部閉め、寝台に横たわり、厚い掛け布団を全身を間隙なく被り、あれこれ勘繰る。
「此岸は不条理不公平不均衡理不尽で充溢している」
「何故あいつらはできて私は駄目なんだ？」
「私だって恋愛する。学生時代、何度か異姓の同級生に求愛したことがある。
しかし成就率は0％。百発零中。
一方、周りの人間はいとも簡単に成就している。
現実の異姓は面白くない。もはや架空の異姓にしか愛情を注げない」
「私の将来の夢は幼少からはっきりしているのに、何年経っても不毛で宝の持ち腐れのまま。それを尻目に、大した夢も無くふらふらしている道楽者が次々出世している」
「無邪気で篤実な少年少女よりも、大人の方が、陰険で慇懃尾籠でお為ごかしで行状も質ちも悪いのが多いのに、社会はそんな大人ばかりが支配する。
美徳で社会的な人より、杜撰で卑しい人間のほうがやけに長生きする」
「押して駄目なら引いてみろと言われたから引いたのに、何の進展も無いどころか押す前より状況が悪くなっている」
「どんなに努力や苦労をしても、それに見合う報いや見返りは来ない。
あれもできなけりゃこれもできない。じゃあ何しろっていうんだ。何もしたくなくなるにきまっている」
性格は益々繊細になり、躁鬱が激しくなる。
好きだったものが嫌いになる。
指図される事に因る拒絶反応が不可避。
天邪鬼が極まる。民衆は正月だとかクリスマスだとか季節行事で毎年必ず盛り上がる様を見せるが、その光景が馬鹿馬鹿しいとしか見えない。
　下手をすれば、
反社会勢力へぐれるか、サイコパスに目覚めるか、生気を失って自殺を謀るか。
　とにかく、楽観の原理が分からないから、前向きで積極的な言動や思考をする由も術も無い

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