宮廷舞踏会風の華やかなポロネーズ

• No. 1371678
• ポロネーズ　ホワイトタイとボールガウンの紳士淑女の為に
• 5:20

• 音源種別 : BGM(インスト)
• チャンネル : ステレオ
• データ情報 ：
  • MP3（320kbps）
  • WAV（44.1kHz24bit）
  • INTEGRATED LOUDNESS (-12.8LUFS)
• 公開日時 : 2022/11/21

ポロネーズは、名前が示す通りポーランド発祥の舞曲ですが、その後ヨーロッパ全域に広まり、バッハやベートーヴェンと言った作曲家も作品を残しており、中でもポーランド出身のショパンによる一連のピアノ曲は名作として遍く人口に膾炙しているのはご案内の通りです。
ワルツ王ヨハン２世もポロネーズ作品を残しており、踊り好きのウィーン市民に取ってもポロネーズは近しい存在であった様ですが、所謂「ヴィーナー・ムジーク」としてのポロネーズで最も有名なのは、オーストリア・ハンガリー帝国の最後の宮廷舞踏楽長Ｃ・Ｍ・ツィーラーの手になる作品でありましょう。
シュトラウス一家やＦ・レハール等の、ウィーン音楽が大好きな下名が、このツィーラーの作品をリスペクトして作ったのが、今回公開したこの曲と言う次第です。
ヨーロッパでも最も格式の高い舞踏会である、ウィーン国立歌劇場に於けるオーパンバルの主役であるデビュタント(社交界デビューをする上流階級の令嬢達)が入場する時の音楽にも使用されている同作品には、作曲者によって「イブニングドレスに扇を持ったご婦人方へ」と言う献呈の辞が添えられているのに準え、「ホワイトタイにボールガウンの紳士淑女の為に」と言うタイトルを冠しましたが、ホワイトタイは燕尾服姿の際に着用する白の蝶ネクタイ、ボールガウンと言うのは舞踏会用の夜会服(イブニングドレス)で、男女の最もフォーマルな装い──正礼装を意味します。
因みに、オーパンバルの主役はあくまでデビュタントのお嬢様方で、男性陣はエスコートに徹するのが作法との由で、タイトル表記も「ボールガウンとホワイトタイの──」とレディファーストにしたいところなれど、そうするとその後の「紳士淑女」と言う四字熟語との平仄が合わなくなってしまうので‥。
閑話休題、曲はそんな風に、上流階級が集う華やかで格調の高い舞踏会をイメージして作りました。
この曲が実際に、Wiener Opernball Orchester によってオペラ舞踏会で演奏されたらなァ‥なんどと言うのは、しがない素人作曲家の儚き妄想でありまする。

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