アニメOP/ED、6/8拍子短調、切ない

歌詞

暗い深い闇の中に沈んだ魂が
揺らぎ軋む時
「もう戻れない」と囁いた夜風は
音さえも奪う

深く響く声に 鼓膜を溶かした日も
既に遠く歪んで
伸ばしたはずの手も見えない

霧にすべて包まれ 揺蕩う心閉じ込めたなら
折れた翼広げて 空を蹴って飛び立つ
無表情に冷たく横たわった海に焦がれて
縋りたいと願えど 許されるはずもなく
頰を伝う慰めに 翼引き剥がされる

嗚呼 温もりが今 痛みを連れてきて
息を吹き返す
もう崩れていく 背骨も頭も 動かせないほどに

優しさを育てて 寄り添い満ちた朝も
今や忍び寄って 黒くきつく首を絞める

お願い 満たさないで
温もりは時を戻すから
甘く錆びた鎖が 足に絡みついてる
嗚呼 もういっそ涸らして
冷たさだけ肌に溶かして
あの日触れた雫も全て忘れさせてよ

早く心殺して
悲しみに食い尽くされる
安らぎなど忘れて 潰してしまいたいのに
鎖を断ち切るには この手は白く頼りなくて
それはただ眩しく 身を焼くしか出来ずに
雨に心濡らして 風にこの身投げ出す