ハーモニカが効く切ない春の失恋バラード

歌詞

桜舞い散る賑わう街並み1枚めくったカレンダー
花色の季節の始まりを風が告げた
春風になでられてざわめくいつかの木漏れ日と
蘇る足音今となれば遠い日の笑顔

人混みのアスファルトふと空を見上げた

いつかこの桜道
つなぎ合った手に憶えた名もない想い
寄せ合った肩に落ちた花びら記憶の中に今も
あの日 時間をなくしたベンチで
僕にくれた優しい笑顔を
今でもまだ探してしまう

歩道橋で手を振った上から見下ろすこの景色は
かすむこともなくてあの頃と何も変わらず

駅前の人混みが滲んでこぼれた

いつかこの桜道
ふざけ合う中にあったたしかな想い
何年先も 桜の下で叶わないあの約束
きっと見えなかったもの 君がそばにいなかったら
痛みを知って初めて知った本当の優しさを

いつかこの桜道
つなぎ合った手に憶えた名もない想い
寄せ合った肩に落ちた花びら記憶の中に今も

今この桜道
ありのままをくれた場所も忘れぬように
振り向くことのない淡い背中と"さよならが残した君
からっぽの手のひらが少し冷えた夕暮れの風に吹かれて
ポケットにしまいこんだ
思い出と共に...