母の危篤の知らせに、呆然と立ち尽くす…

• No. 875767
• 深夜のそれぞれ
• 1:36

• 音源種別 : BGM(インスト)
• チャンネル : ステレオ
• データ情報 ：
  • MP3（320kbps）
  • WAV（44.1kHz16bit）
  • INTEGRATED LOUDNESS (-15.4LUFS)
• 公開日時 : 2020/09/28

「ブーッブーッ…ブーッブーッ…」

仕事が終わって、
帰宅している途中のできごとだった。

突然携帯電話が鳴り始める。
親父からの電話だ。

一体どうしたんだろう？
大の電話嫌いの親父が。

「もしもし、親父？どうしたの？」

電話越しの親父の声の表情は、
暗闇のようだった。

そんな調子で父は話を始めた。

「もしもし、ノボルか？突然すまんな。

ノボル…いいか？
落ち着いてよく聞いてくれ。

すぅー、ふぅぅ…はぁっ。

…お母さんがな、
さっき心臓で倒れた。

今は病院に運ばれている。

懸命に治療してくれているが、
一向に意識戻らないんだ…

□生が□うに□…
その…か、かな□□篤□□い。

だか□…も□そのつ□□で、
覚□を決□てお□□くれ。

詳し□□とは後で□□。
…□ぐに□院に□□く□。」

話の最後の方はほとんど頭に入って来なかった。

公園を明るく照らす照明は、
徐々に徐々に暗くなり、
辺りは真っ暗闇に包まれる。

「…え？何？？母さんが…？
えぇ？？へへへ、な、何言ってんの？」

ノボルは魂が抜けたようにほうけて、
その場で立ち尽くしてしまう…

そんな情景を描いた一曲です。

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