残響とハーモニーが美しいバラード

歌詞

子供の頃に描いたものが　一つも形にならなかったな
期待外れの自分だけが　僕に失望をさせた

生きていたっていいことなんて
どうせないのはわかってるけど
どうでもいいような予想が当たるみたいに
僕も変わらないかな

夕方の急な雨　チャコールの雲の隙間
焼けついた喉のように　紅く光った気がした


ありがちなものを　捨てていけば
何者かになれると　思ってた
勘違いでも　突き進めたら
賞賛されると　思ってた

本音をぎゅっと　小さく丸めて
枯れ木の側の土に埋めれば
少しは誰かに優しくなれると
馬鹿みたいに　信じていた

夕方の急な雨　バーミリオンと目が合った
穴あきの過去は焼け　網膜を焦がしてく


ここは　きっと　世界の端で
僕だけが消えた　明日だろう
なにも言えず　生きていたこと
誰かにだけは　残したらよかったかな


夕方の急な雨　バーミリオンと目が合った
まっさらな明日は消え　世界はそっと息をした

夕方の急な雨　チャコールの雲の隙間
焼けついた喉のように　紅く光った気がした