クラシックギターの音色が印象的なバラード

歌詞

暗がりの部屋をロウソクの光が
儚げにそっと照らしだしていく
小さな目印に向かって歩きだした
そこには誰かいるの？

何かを探してた　歩くのに夢中で
探してたものを忘れてしまった
鏡を見つめてた　写り込んだ僕には
「やめておけ」と言われた

このままどうせならばいっそ僕も消してはくれないか
叶わないと分かって歩き出す
淡すぎる希望の方へ

消える前にただ一つ　願い事をもしも聞いてくれるなら
夢の中でもう一度　長い長い話をしてくれないか
くだらなくていいよ　君らしくて
変わらないでいてよ　それで十分だから

少し近づいたロウソクの光が
風に煽られて微かに揺らいだ
涙で滲んだと思って目を凝らす
僕には分からないよ

もしも時間をほんの少し戻せるなら
どんな後悔の過去を拭き取ってしまえばいいの

変わる前のあの二人　当たり前に感じてた温もりに
触れたいのにまた一人　声もあげず俯いて泣いている
ドアの無い部屋に　閉じこもって
あるはずないノックを　どこかで期待してる

扉のないこの部屋で　声に出して伝えたいことがある
消える前にもう一度　僕の願いどうか聞いてくれないか
暗い部屋にもう一つ　灯り出した二本目のロウソクを
消さないようにもう二度と
くだらなくて長い話をしよう
涙を拭って　濡れないように
変わらないでいてよ　そのままが好きだから