燎（かがりび）～迫力ある和製ポップロック

歌詞

燎　作詞梅あいり

紅くゆらめく月に燎
想いを馳せるようにと
満ちていく光の影に
飲み込まれゆくよう

いつの日か分からなくなった
意志の強さ自分の弱さ
時は流れ季節は流れ
移ろわないものもあって

にぎわう街の華やぐ景色さえ
少女には切なく映る
あの子がいない寂しさに
あるべき姿見失う

燎燃ゆる夏の陽炎
消えてしまわぬようにと
満ちていくとりとめない想い
共に永遠(とわ)にあずけよう
儚く生きる強さを
勇ましい熱いものに
何かを教えられたような
そんな夜でした

いつの日も分かり始めた
理想の距離現実の遠さ
道を辿り明かりを辿り
打ちひしがれることもなく

思い巡らせ想い出辿り
少女の時は色褪せる
あの子がいつか微笑んで
同じ時刻めるよう

燎燃ゆる願えば陽炎
居場所を教えてきっと
逢いたさに逢えない印刻(しるし)は
焦がす心あるから
尊く手に届いたら
灯りを灯したい一緒に
強く溶けて朽ちる前に
この声伝える

一度だけの
夢と人は言うけれど
二度三度望み
超えられぬ壁さえ
立ち向かう

その儚い尊さに魅せられ
煌々と燃ゆる日に
何思うあなたに重ねた
立ちすくんでしまうの

燎燃ゆるあの子の
陽炎見た瞬間(とき)
灯(ともしび)つけては私に重ねた
いつの灯(ひ)も燃ゆる
いつの日か逢える
燎一つ二つ