お洒落なアコースティックエレクトロ歌もの

歌詞

君はいつも長い脚を隠すように
あの雲と同じ色のスカートを履いてる
雨は当分降りそうにないけど
泣き出しそうに見えるのはどうして

遠くで知らない子供が川沿いを走ってる
他人がはしゃぐのはどうも苦手だ
他人がはしゃくのはどうも苦手だ

僕らは乾いたベンチで読みかけの本の話をした
即物的な人になって不自由ない生活を肯定して
いつかあどけない僕らがこぼす歌も生温い川に流されていくのかな

四月　二人をどこにも連れて行かない
オパール色の風に問う
僕らはあと何年生きられる？そのうちどれくらい笑い合える？
手付かずのプールに浮かんだまま
見上げた空は他人事みたいに
無表情に僕を見下ろしてる
習慣的に僕を気の毒に思ってる

苦しい時に限って世界の真理に近づけた気がして
それが真昼の夢だってこと
気づくまでに結構かかって
子供のままでいたいね、いや、
自由さを残して成熟したいかも
なんてここだけの話だって
外の世界じゃこれは禁句だって

言葉の前に思いを狩る冷たい瞳の動物が
人の姿でいるらしい、なんて言ってる僕らすら
いつか詩ごと燃やしたりして　
いつか詩ごと燃やしたりして

思い出せないものが増えて　その残り香と生きていくの
過ぎ去る今のその背中を　せめて僕らの胸に焼き付けて