メロディが美しいバンドサウンドのポップス

歌詞

灯りの隙間を　見つからないように
一人歩いてる
僕は欠陥品　大事な部品がない
笑われ者です

鉄格子のない　牢獄の街で
一切れのパンを探して歩いた
胸をからっぽにするための深呼吸
どうして最後はため息になるんだろう

閉ざされた明日には　鍵穴もノブもない
力任せに押しては　孤独を色濃くする
光を剥ぎ取られて　潰れた未来だけを
今すぐ感じ取れる　ぬくもりと呼ぶのだろう


人は皆どうして　作られた時から膝を抱えてるの？
暗く湿ってる　汚れた箱の中で　咽び泣くように

パンをくれた人は連れて行かれた
背が高く　顔のない　真っ黒な影に
僕は屋根裏で　息を殺してる
捕まった方がきっと　楽になれるのに
なんで動けないんだろう　ああ


平等に訪れる　意識の消失まで
一つ一つよく見て　焼き付けておきたいよ
半端な翼なんて　ないのと同じなのに
うっかり飛べるような　気がしてしまうんだよ


優しさに触れた時　恨んでしまったんだよ
何も好きにならなきゃ　死ぬのも怖くなかったよ
言葉を組み合わせて　覆いきれない部分が
一番大切だと今更わかったんだよ


閉ざされた明日には　鍵穴もノブもない
力任せに押しては　孤独を色濃くする
光を剥ぎ取られて　潰れた未来だけを
今すぐ感じ取れる　ぬくもりと呼ぶのだろう