三味線163花見踊3元禄酒飲み会宴会明治
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ファイル形式
- WAV / MP3
クリエイター
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- No. 831292
- 三味線163花見踊3元禄酒飲み会宴会明治幕末賑やか桜日本酒盃飲んで歌え踊れ春
- 2:32
- 音源種別 : BGM(インスト)
- チャンネル : ステレオ
-
データ情報
:
- MP3(320kbps)
- WAV(44.1kHz16bit)
- INTEGRATED LOUDNESS (-17.8LUFS)
- 公開日時 : 2020/06/13
日本の伝統的な楽器、長唄三味線(細棹)生音の録音です。
「元禄風 花見踊」
明治11年(1878)
作詞 竹柴瓢助
作曲 三代目 杵屋正治郎
この音源のど頭「トーンチチャン チャチャチャチャチャン」というフレーズはとってもキャッチーで有名です。
これぞまさに宴会、花見って感じです。Aki Yashiroのおんな港町みたいにイかしたリフです。
〽連れて着つれて行く袖も たんだ振れ振れ六尺袖の しかも鹿の子の岡崎女郎衆
裾に八つ橋染めても見たが ヤンレほんぼにさうかいな
そさま紫色も濃い ヤンレそんれはさうぢゃいな
手先揃へてざざんざの 音は浜松よんやさ
明治の作曲で新しめの曲です。幕末が終わり、明治の文明開化にわくわくしたりと、とても美しそうで面白そうな浪漫漂う頃の作曲ですね。
作曲者の三代目正治郎さんという方は、今のスタイルの歌舞伎に至るまでの多大な功績をされた方っぽいです。例えば道成寺や、鷺娘なんかの合方(三味線だけの部分)や、誰が作ったか分からない黒御簾音楽(黒御簾の中で弾く効果音としての三味線を中心とした曲)なんかもたくさん手掛けてるんじゃなかろうかと思います。
おそらく正治郎さんの生きて活躍されてた頃、歌舞伎の転換期だったんじゃないかと。歌舞伎の舞台をそれぞれの一流の専門家が、もっと面白くしようよ、こうしてみようよ!って感じの生き生きした時代だったんじゃなかろうかと。
たとえば、ここで怪獣登場させたいから、ここのつなぎの部分、この長さでなんか作ってよ!みたいな事がたくさん起こっていたのではと思われます。
音楽家では正治郎さんですが、役者さんや、狂言さん(演出、舞台監督)、大道具、衣装、顔師(メイクさん)床山さんとかかつらやさんとか、多分それぞれの専門分野に正治郎さん的な人がいて、バレエ・リュスみたいな感じだったんじゃないかな、と想像します。
今当たり前とされている歌舞伎のスタイルはこの頃に出来たものなのではないか?なんて話を三味線の先生が言っていたような。
私はちゃんとは分かりませんが、正治郎さんに関しての論文はおざわさんが書いたと友人が言っていたような。
花見踊の解説については、検索するとTETSUKUROさんが書かれた素晴らしい解説が出てくるのでそちらをお読みになる事をおすすめします!
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