地方公共団体として群馬県の行政を司る群馬県庁。
情報発信に注力するという山本一太知事の公約に基づき2020年4月に群馬県庁32階展望ホールに「tsulunos(群馬県動画・放送スタジオ)」が新設されました。今後どのようにスタジオを活用し、動画を制作・配信していくのかを、メディアプロモーション課に所属される猪熊さんにお話を伺いました。
山本一太知事が掲げる「情報発信」の公約により、全国初の取り組みがスタート
早速ですが、普段のお仕事について教えてください。
メディアプロモーション課ネットメディア係というところで業務をしております、猪熊です。具体的な業務としてはYouTubeチャンネル「tsulunos」に掲載する動画の撮影・編集・掲載作業や、他所属の動画の制作サポート、企画のサポートなどです。
お仕事の中では、普段どんなご用途で音源を使っていますか?
YouTubeチャンネル「tsulunos」に掲載する動画のBGMや効果音、それに加えてYouTubeのライブ配信などに使用しています。2020年4月24日にスタジオのオープニングイベントをライブ配信したのですが、そこでもAudiostockの音源を利用しました。
YouTubeチャンネル「tsulunos」の開設経緯を教えてください。
山本一太群馬県知事は「情報発信の強化」を公約として掲げており、その一環として「tsulunos」が開設されました。
コンセプトは”県庁職員自らがタイムリーかつローコストに動画を作る”ということ。県の職員一人一人が企画段階から映像制作を手掛け、群馬県としての情報発信力を強化していくことが目的です。スタジオを開設したことで、映像撮影も自前でできるようになり、制作スピードの向上につながっています。「tsulunos」のような取り組みは、全国47都道府県において初の取り組みとなります。
群馬県庁職員が独自に動画を制作 … 課題は音源の「ライセンス」
「tsulunos」で映像に関する取り組みを始める上で、どんな課題がありましたか?
この取り組み自体、全員手探りで始めたものだったので、機材の使い方を覚えるところから全てが課題でしたね。もちろん音源についても何も知らないところからスタートしています。
音源についての当初の課題を申し上げますと、近年著作権に関する取り扱いが厳しくなっていることもあり、良い音源を探すことに手間がかかるであろうと想定していました。
映像制作にはロイヤリティフリー音源を使用していく、という大まかな方針はありましたがそうした音源はライセンスの契約が複雑な印象があり、音源を調達することに課題がありました。
ライセンス絡みのことは気になりますよね。
はい。例えば映像に使った音源のライセンスが切れてしまったとして、仮に音源を差し替えなければならないというシチュエーションが今後出てくると考えると、「tsulunos」のコンセプトである”県庁職員が独自に動画を作る”という事においても一つ壁ができてしまうと危惧していました。
「tsulunos」のコンセプトを実現できるAudiostock
実際にAudiostockをお使いになられてみていかがですか?
満足しています。サイトのつくりもわかりやすく問題なく運用できていますし、職員も楽しみながら音源を選んでいます。
他社のライブラリも検討していたかと思いますが、Audiostockにしていただいた決め手は何でしたか?
他の2~3社で比較検討をしていました。Audiostockを選んだ決め手は3つですね。
1つ目が、永久ライセンスであること。官公庁が契約する上で、永久ライセンスであることは魅力的でした。
2つ目が、ダウンロード数の制限がないこと。これから映像の本数をどんどん増やしていくので音源が使い放題になることは非常に心強かったです。
3つ目が、豊富なジャンルの音源があること。当庁は今後様々な映像を充実させていく予定ですので、それぞれの映像にあったBGMや効果音が50万点以上(2020年4月の契約時)あることはとても良いと考えていました。
Audiostockを使えば「tsulunos」のコンセプトを実現できるであろうと捉え、導入を決定しました。
Audiostockはまだ小さい会社ですが、契約にあたってのハードルなどはありませんでしたか?
特にありませんでした。
正直に申し上げますと、本県は会社の規模感は一切気にしておりません。ご提供いただけるサービスの質や使いやすさ等を考慮の上、決定しました。
よかったです。今後Audiostockに期待すること、改善してほしいことが何かあれば教えてください。
今後も音源の数がどんどん増えていくことを期待しています。「tsulunos」の映像も様々なジャンルが増えていく予定であるので、Audiostockでも更に多くのジャンルの音源が増えていってくれればいいなと感じています。
今後も沢山の音源をご提供できるよう、努めてまいります!本日はありがとうございました!