東急グループにおいて、東急沿線の通信・ケーブルテレビ・モバイル・IoTなど様々なサービスを首都圏広域にて展開をするイッツ・コミュニケーションズ株式会社。ケーブルテレビ事業の一環として、主に東急沿線地域の情報を幅広く発信しています。今回は番組制作に携わる大橋さんから番組制作現場のお話しと、Audiostockの利用による業務の変化について伺いました。
制作番組のほぼ全てにAudiostock音源を利用中!!
早速ですが、普段のお仕事について教えてください。
主にケーブルテレビの番組制作を行っています。企画・取材・編集・完パケまでほぼ全て社内で行っており、制作作業は10名前後のチームで行っています。
お仕事の中では、普段どんなご用途で音源を利用されていますか?
月曜日から土曜日まで毎日放送している地域のニュース番組、官公庁連携の番組、東急沿線の情報番組など様々な番組のBGMや効果音として利用しています。基本的に各番組のメインテーマとなる楽曲以外はほぼ全てAudiostockの音源です。それらに加えてWebでの配信、イベント会場、FMラジオなどでも利用します。
Webでも動画を配信されているんですか?
はい。「都市伝説ツアーズ in めぐろ」というシリーズをYouTubeで配信しています。このシリーズはWebとTVが連携しながら展開していく作品なので、媒体問わず同じ音源を利用するなどしてコンテンツとしての統一感を大切にしています。
沢山音源をご利用いただく機会があるかと思いますが、楽曲の利用点数はどのくらいですか?
直近の2か月間でいうと合計60本ほどの音源をAudiostockからダウンロードしており、2020年7月現在でAudiostockの音源を利用して制作した番組はおよそ10番組です。これから更に増えていく予定です。
「業務改革」を阻んでいた”選曲の手間”
現在、定額制プランをご利用いただいていますが、以前はどのように音源を入手されていましたか?
他社の音源ライブラリを利用していました。HDDで納品してもらい、それを社内の編集機に接続して選曲をするという形をとっていました。
放送業界の会社様によく見られる形ですね。その際、選曲において課題に感じられていたことはありましたか?
はい。”選曲の手間”ですね。
以前契約していたライブラリはキーワードでの音源検索ができなかったんですよ。音源を利用する際もファイル名が羅列してある中から探し出す形だったので、全て試聴しながら選曲する必要があったんです。弊社は制作する番組の数もかなり多いですし、運用する上で制作チームの大きな負担になっていました。また、編集機上でしか選曲ができなかったことにも効率の悪さを感じていましたね。
現在、社内で「業務改革」の動きがあるので、こうした制作に関わる手間はなるべく省こうとしていたところだったんです。
Web進出の障壁になっていた「高額な追加料金」と「限られた利用範囲」
他には何か課題はありましたか?
ありました。音源の権利周りのことと、それに連動して追加で発生する利用料金のことです。以前利用していたライブラリは基本的にWebでの利用ができなかったんですよ。
先ほどYouTubeでも動画配信をされると仰っていましたが、Webに進出していく上で権利と料金は大きな壁になりそうですね。
はい。一応以前のライブラリ会社様との契約形態を変更して20万円弱追加で利用料金をお支払いすれば、Webでも音源を利用する「許可」自体は取れたのですが…更にそこに別途の費用がかかることが分かったんです。
別途の費用とはどういったものでしょうか?
著作権管理団体との包括契約料です。ライブラリ会社さんとの契約料とは別で発生するそれが、かなり莫大な金額だったんです。
Audiostockの「権利安心」と「使いやすさ」が社内でも好評
その後Audiostockをご検討いただけたことに、何かきっかけはありましたか?
大きく2つあります。
1つ目は「Webでの配信をスタート」したこと。2019年3月に行政からの受託案件として、弊社初のWeb案件に携わったのですが、その上で他社ライブラリが利用できないことがわかったんです。
2つ目は、先ほど述べた「業務改革」。制作の効率を上げていくうえでより利用しやすいライブラリを探して他社サイトとも比較検討した後、Audiostockに問い合わせをして提案をもらいました。
結果として、権利・検索などの「使いやすさ」と「料金」の部分でAudiostockと契約することを決めました。
その後、実際に利用していただいていかがですか?
著作権管理団体との包括契約を変更しなくて済んだという目に見えるコストを省けたところはもちろんですが、制作チームのメンバーも皆Audiostockの使用感に満足しています。特に”選曲の時短”と”権利”の部分については本当に好評です。
直感的な音源検索で選曲時間が7割減!! 制作効率が大幅に向上
”選曲の時短”と”権利”について詳しくお伺いできますか?
まずは”選曲の時短”について。
Audiostockはキーワードで音源の検索ができますから、直感的に音源を検索することができるんです。Audiostockの検索画面上の「一行説明」を見て気になった音源は、波形を見て曲が展開するところにフォーカスして試聴すれば良いわけですから、選曲の時間は体感で以前の3割程度になったと感じています。
更に編集機の前に張り付いて音源を探す必要も無くなり、自宅でのリモートワーク時にも選曲ができるようになったので、個々人の選曲時間が減ったというだけでなく、会社としての制作効率も大幅に向上したと感じています。
次に”権利”の部分ですが、Audiostockの音源であれば著作権管理団体への申告も必要ありませんし、「都市伝説ツアーズ in めぐろ」を始めとしたWebやTV、ラジオ、イベントホールなど、媒体問わずどこでも音源を利用することができるというのが手軽で良いと感じています。
ご満足いただけているようで嬉しいです!今後Audiostockに期待すること、改善してほしいことが何かあれば教えてください。
官公庁と連携する案件などにおいては、イッツコムがAudiostockから音源の利用許諾を取っていることの「証明書」を提出してほしいと言われることがあります。証明書をAudiostockのマイページ上からダウンロードできる仕様にしていただけたら嬉しいですね。
「証明書」ですか。より安心して音源をご利用いただく上で必要ですもんね。社内でも共有の上、検討させていただきます。本日はありがとうございます!