岡山県倉敷市に本社を置き、ケーブルテレビを主な事業とする株式会社倉敷ケーブルテレビ。映画・スポーツ・ドラマ・音楽・アニメなど、バラエティ豊かな最大62チャンネルを展開しており、番組を通して地域に情報を届けています。
同社が注力するケーブルテレビの番組制作やWeb展開、そしてAudiostockの活用状況について番組制作をご担当されている福島さんにお話を伺いました。
岡山 / 倉敷をもっと元気に!! 地域のみなさんに楽しんでいただける番組作り
早速ですが、普段のお仕事について教えてください
25名ほどが在籍する放送制作部の課長として、コミュニティチャンネルで放送するニュース以外の番組の制作管理、チャンネル編成を担当しています。具体的には、曜日ごとのレギュラー番組の制作やYouTubeチャンネルの運営です。番組は地域関連や趣味、娯楽、週末のイベント情報、ワイドショー的なものなど様々です。
普段はどのような用途で音源を利用されていますか?
私の所属する番組制作課では、番組制作用・YouTube動画用に利用しています。音源は基本的にポップな明るいものがメインですが、弊社では曜日ごとに異なった番組を放送しているので沢山の音源が必要なんです。地域のみなさんに番組を楽しんでいただくために音源はとても大切なものだと考えているので、Audiostockにはいつも助けられています。
Webに注力していく上でネックとなっていた利用範囲
Audiostockの定額制プランを契約する前はどのような音源を利用していましたか?
とあるCDライブラリを利用していました。ただ、Web利用がNGの契約形態だったため、Web用音源は仕方なくフリー音源を探したり地元の芸術大学の方や番組制作で関わっている方に書き下ろしで作っていただいたり、色々と工夫していました。いずれも、今振り返ると時間とお金と労力がかかるので大変でした(笑)
以前のライブラリ会社さんとはなぜそういった契約をされたのですか?
ランニングコストの圧縮が目的でした。そのライブラリはWebで使えない他にも新曲の提供が無いという条件での契約で、値引きをしてもらっていました。導入当初は音源被りの心配もなかったですしWeb配信もしていなかったので、運用面で特に問題はありませんでした。ただ最近はライブラリも古くなりましたし、Webにも注力し始めているところなので色々と困っていました。
CDライブラリの利用により、膨らんでいた音源管理の工数
CDライブラリを利用していたということですが、音源の管理はどのようにしていましたか?
Audiostockを利用する前は、契約していたCDライブラリを全て編集機のパソコンに取り込んで保管していました。なので音源を使うときは編集機に座って探していました。音源を探しやすくするために、自前で音源カタログのようなものも作っていましたね。
カタログと言いますと?
紙でコピーしたCDジャケットの裏面を本のようにまとめて、カタログを作っていたんです。音源を探すときはそのカタログを開いて欲しい音源を探し、そこから音源が保管されている編集機のパソコンで試聴して選曲する、というフローでした。
まず見づらいですしAudiostockと違って検索機能もありません。また音源データを保管している編集機は社内に1台しかないため、端末の前で選曲をするしかなく非常に面倒でした。
課題が全て解決‼ 作業工数の削減で、番組の更なるクオリティアップへ
Audiostockに切り替えることによって改善された点はありますか?
はい。課題は全て解決しました(笑)
まず、Audiostockはネットに繋がっているPCがあればどこからでもアクセスできますから、編集機で選曲をする必要が無くなりましたし、そもそもカタログを使う必要もなくなりました。
また、Audiostockには音源が50万点以上(2020年6月現在)あるので、音源被りの心配もなくなりました。
そして、Audiostockの音源は全てWebで利用可能なので権利絡みのことも気にしなくてOKですから、自社のYouTubeチャンネルやクライアント様のVPやCMなど、どこでも使えるので気軽です。
音源数が以前よりも増加したと思いますが、使ってみていかがですか?
とても良かったと感じています。以前であれば、数も少なく音源被りも気にしながら選曲しなくてはならなかったので「この音源しかないか…」と妥協しながら選曲していましたが、今はAudiostockに切り替えたことで「よりよいものを探そう!」とポジティブな視点で選曲をできるようになりました。
以前CDライブラリを運用されていた頃と比べ、音源管理について変化はありましたか?
管理しやすくなったと感じています。特にお気に入り機能が良いですね。音源に対してタグを設定することができるので「魚っちんぐ用」などと番組名をタグとして登録したり、担当ディレクターの名前でタグ付けしたりしています。タグをつけておくとフォルダごとに分けて管理をすることができるのでとても便利です。CD運用していた頃と比べて作業工数が大幅に削減されました。
初のオンラインライブラリかと思いますが、移行で困った点はございませんでしたか?
いいえ。特に問題なく移行することができました。社内にもしっかりと浸透していますよ。サイトは使いやすくて直感的に操作ができますし、キーワード検索して思い通りの音源を探せるので初めてでも安心です。もし不明な点が出てきたらすぐにAudiostockの営業担当の方にすぐ訊くことができますし(笑)
岡山県内のクリエイターとのコラボレーションにも期待しています
今後Audiostockに改善してほしいこと、期待することを教えてください。
機能面では特に困っていることはありません。
強いて言うならば、1つの音源に複数の尺のパターンが多くあると嬉しいです。番組制作をする際は尺の条件がある時が多いのですが、気に入った音源で尺が違うものが無いと音源をカットする手間がかかってしまうんです。それがあればいいなと思います。
あと期待していることでいうと…弊社もAudiostockも岡山の会社ですから、岡山県内のクリエイターの方と新しい企画が生み出せたら嬉しいなと思っています(笑) ケーブルテレビは地域に根ざした番組制作を心がけておりますし、地域にお住まいの方々に貢献したいという気持ちが大きいんです。ぜひお取り組みできればと考えています。
岡山県在住のクリエイターの方々にも登録いただいていますので、新たなつながりのきっかけにもなるサービスをめざしていけたらと思います。本日はありがとうございました!